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Release: 2024/07/15 Update: 2024/07/15

7月15日は海の日と内航船の日

今年の7月15日は海の日です。それと内航船の日です。

 内航船は、国内貨物輸送の約4割※を担っており、また、鉄鋼、石油製品、セメント等の産業基礎物資輸送にあっては約8割を担い、国内の国民生活や経済活動を支える基幹的輸送インフラとして重要な役割を果たしています。
 ※国内貨物の輸送モード別の輸送分担率で表した場合(単位はトンキロベース)
  出典:海事レポート2024 図表3-1 内航海運の現状

 

 また、内航船に乗り組む内航船員は、50歳以上の割合が44.0%と全体の約半数を占める状況にある。近年は若年船員確保のための取組が進められ、30歳未満の船員数が、2018年に5,270人(全体の18.7%)であったものが、2023年には5,693人(全体の19.9%)となり、近年は若年層が徐々に増加しているとのデータ※もある。しかし、高齢船員の退職者数の増加や若者船員の定着率の低下等の事情を総合的に判断すると、若年層が若干増加しているというだけでは喜べる状況下にはないと考えられる。
 ※出典:海事レポート2024,図表1-1 内航船員の年齢構成(2023年)

 

 とはいえ本日7月15日は、日々の物流輸送に携わる方々へ感謝とこれからの内航海運の更なる発展を願う日にしたいと思います。