Release: 2022/11/01 Update: 2022/11/01
令和4年11月1日より一部の旅客船は船舶安全法の法定の無線設備から携帯電話が除外されます。
令和4年11月1日より限定沿海区域において許可事業※に使用する旅客船は船舶安全法の法定の無線設備から携帯電話を除外されます。
※海上運送法上の許可が必要な旅客定期航路事業又は旅客不定期航路事業
ただし、令和4年10月31日の時点で、限定沿海区域において、許可事業に使用している船舶には、一定の準備期間(経過措置)が設定されました。
携帯移動地球局以外の無線設備を設置する場合、電波法に基づく無線従事者資格や無線局の開設が必要な場合がありますので、余裕を持った準備が必要となります。
事前に旅客船の船長の無線従事者資格取得や無線局開設手続きに関しては、弊所までお問合せ下さい。
経過措置の期限までに新しい無線設備の設置を完了して頂く必要がありますが、無線設備の取替えが完了した場合、定期検査、中間検査で確認を受ける場合を除き臨時検査の受検が必要です。
検査や無線局の手続きなど、スケジュールを立てて計画的に行う必要があるでしょう。
御供所町国際法務事務所
(特定行政書士)
来島海事事務所
(海事代理士・海事補佐人)
〒812-0037
福岡県福岡市博多区御供所町3-30ー303
TEL:092-409-5518
関連コンテンツ
現在、運輸局の窓口で雇入契約の届出、更新をする際には必ず次の3つの加入状態を確認されます。 ①船員保険 ②労災保険 ③雇用保険 です。 この中の1つでも手続きが欠けていると船員として働けません。…
国土交通省の海技試験官(航海科)の募集が始まりました。 締切日は、令和4年12月28日(必着)です。 参考までに、応募資格は以下の通りです。 <応募資格>:以下の条件の全てを満たすこと。…
知床遊覧船の沈没事故から旅客運送について厳しい目が向けられるようになった。 令和5年3月28日、京都・亀岡の保津川の川下り船が転覆して、乗っていた旅客は川の中に投げ出された。 旅客は全員無事であっ…
12月になりました。今年もいよいよ残り僅かとなりました。 11月26日、運輸安全委員会委員長の記者会見にて以下の注意喚起がありました。 航行中の船舶が他船からレーダーポインターで照射を受…
11月19日、現地時間昼過ぎ、日本郵船株式会社が運航する自動車専用船「GALAXY LEADER(ギャラクシー・リーダー)」がインド共和国に向かっている途中、イエメン共和国のホデイダ沖付近を航行中に…
海運業界にも環境規制の波が次々と押し寄せてきています。 御社の海務や工務担当のグループリーダーは、新しい環境規制に対応できているでしょうか? 「環境規制に待ったなし!」シリーズの第2弾です。…