Release: 2019/12/02 Update: 2020/09/12
2019/12/02 レーザーポインター照射について
12月になりました。今年もいよいよ残り僅かとなりました。
11月26日、運輸安全委員会委員長の記者会見にて以下の注意喚起がありました。
航行中の船舶が他船からレーダーポインターで照射を受けるといった事案についてです。運輸安全委員会の資料では、25件ほど照射事案が確認されています。
詳しい事故報告書はこちら!
運輸安全委員会神戸事務所の資料はこちら!
本船側が見会い関係となった際に避航船である相手船に注意をする目的で使用されたようです。
報告書でもあるように双眼鏡を使用した状態でレーザー照射を浴びると場合によっては視力低下や失明を引き起こし、場合よっては
重大事故に繋がりかねません。
事故にならなくても視力低下等により航海士が乗船勤務が出来なく緊急下船や運航不能といった営業上の損害にも繋がります。
万が一、レーザー照射を浴びた場合は、日時や本船が照射を受けた位置、船舶名(複数の船舶がいて特定できない場合は、照射方位にいる船舶)を海上保安庁に通報しましょう。
関連コンテンツ
内航海運は、国内貨物輸送の39.8%(約4割)を担っています。また、鉄鋼、石油製品、セメント等の産業基礎物資輸送においては約8割を担い、我が国の国民生活や経済活動を支える基幹的輸送インフラとして重要…
国土交通省所管の独立行政法人に「海技教育機構(通称:JMETS(ジェイメッツ))」という組織があります。この組織は日本最大級の船員養成機関として、全国8校の学校と5隻の大型練習船をがあり、座学教育と…
【燃料油サンプリングポイントの設置又は指定について】 2020年11月のIMO第75回海洋環境保護委員会(MEPC75)において、燃料油中の硫黄分濃度の確認のための燃料油サンプリング及び検証手順に関…
新型コロナウイルスの影響により長期乗船を強いられる乗組員がいる中、AMSA(Australian Maritime Safety Authority)は、乗組員の連続最大乗船期間に関する暫定的な取扱い…
平成30年9月4日、台風21号が関西地域を直撃した際に、関西国際空港周辺海域にて錨泊中であった油送船「宝運丸」が走錨して、関西国際空港と泉佐野市を結ぶ連絡橋に衝突した事件である。 この事件に関して、2…
連日東京の各キー局では、 外国船籍のクルーズ船「DIAMOND PRINCESS」 で蔓延している新型コロナウイルスについて報道されました。また、SNSなどでも 船内の状況などが発信されました。そして…